声優という仕事

先日、グーニーズの35周年記念のブルーレイディスクを購入しました。

グーニーズ 日本語吹替音声追加収録版

そこで、昔テレビで放送された声優さんのものと今一般に販売されている吹替版のものの
両方見ることができましたので、その感想を述べたいと思います。

やはり、別の人が吹き替えをしたということでそれだけでも雰囲気は変わりますが、
翻訳なども少しづつ違い、その当時のものと感じ方が違いました。

まず、感じたのは翻訳なのか声優さんのイメージの作り方かはわかりませんが、
昔の物のほうが言葉遣いや語彙など全体的に優しい感じに思われました。
かと言って、一般に販売されているものが嫌というのではなく、本当に
どちらも楽しめるものになっています。

ここで改めて声優さんの仕事について考えさせられました。
アニメでも映画でも声を当てるということはかなり難しい作業だと思います。
そのキャラクターになりきるというか背景をイメージしながら
そのキャラが持っている個性を出していくという作業には難しさを
感じ、だからこそ職業としての声優というものが存在するのだと思います。
もちろん、声のイメージを整える監督のような方もいるでしょうが、
声優さんの資質に左右されるものが多いのも事実ではないだろうかと思うのです。

今回のこのブルーレイでは特に感じさせられました。
言葉の出し方でその人のイメージが変わります。
それを感じたのはグーニーズだけではなく、ドラえもんの声優さんが
交代したときにも感じましたし、最近も昔の作品と最近の作品を見比べて
同じように感じました。

昔がいいとか今がいいとかいうものではなく、その時代の背景を感じる
とても良い素材だと思うのです。
そして、声優さんの思いが乗っていると感じるのです。
僕は、どちらの作品も大好きなので声優さんがだれでも翻訳の仕方も
どちらも大きく外れているものでもなく、それぞれきちんと思いが継承されている
と考えられるので、どちらも好きですし、どちらも同じように視聴したいと
思います。

違う・違和感があるというのは、致し方ないことです。
それを受け入れるかどうかは自分次第。僕はどちらも同じように受け入れ
尊重し、作品を純粋に楽しみたいと思います。

皆さんはいかが感じられますか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。