先週は、単純なことを複雑にする人間の心についてお話しました。今週は、複雑になっている状況を単純化して見る方法について考えてみたいと思います。
人には物事を見るときに枠組みというものが存在します。これは目に見えるわけではなく、その人が生きてきた環境の中で育まれてきた物事を見る時の常識といううかその人の常識というものと等しいということができます。(少し乱暴な気もしますが)
時に複雑な状況に出会った時に一歩引いて考えてみるということをしたことがあるのではないでしょうか?実はこれが単純化の方法なのです。
誰でもそうなのですが、物事の中にいたり、近くにいたりすると近視眼的になってしまい、なかなか難しい状況を創りだしてしまう時があります。そんな時は少し物事から離れてみて全体像を見ることによって少し状況が把握しやすくなったりします。
つまり、物事を単純化するには、枠組みを広げて全体を見るようにしてみることが結構大事な時があるのではないかと思えるのです。しかし、会議などで沢山の人が複雑に考えすぎているなぁと感じるときには、全員で一歩引くということがなかなか難しい時があるかもしれませんが、そんな時は、会議などの目的などを全員で再確認などすると細かいところの議論から一旦大枠に戻れたりすることがあるので、そうしてみるのもいいかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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