「トライブ」という本を読んでいてとてもおもしろいことが書かれていたので、忘れないためにも記述しておきます。
君主論あなたは読んだことがありますか?内容は結構過激なものらしいです。僕も途中まで読みましたが、あまり記憶には残っていないのですが、「トライブ」の中にはそのように書かれていました。つまり、良いと思う人も淹れば悪いと思う人もいるということらしいです。君主論が出た当初は、受け入れられなかったとのことですが、理由はきっと君主論の考え方が全体というよりも個人という観点で見てしまったためではないかと思います。
君主論を書かれたマキャヴェッリさんは、政治家ですから全体を見ての記述だったのであろうと思います。その点読んでいた方たちは民衆であり、視点が違っていても致し方ないなぁと思うのです。これは現在でも雇用主と従業員の関係に似ています。やはり経営者は経営視点でつまり全体で物事を見ますが、従業員は別の視点でみます。これは自分が従業員であることからも理解できます。
では、君主論をどのように活用するべきかといえば、書かれている内容を組織として良い方向に持っていくように適用すると良いのではないかと思う。記述の中には厳しい施策を行うことも必要であると書かれている。それを私利私欲に基づき行ってしまえば、どんな良いことでも悪い方に向かっていってしまうのはよくわかる話です。包丁は武器にもなるし人を養う料理をすることもできるということと同じです。考え方などは使う人によって大きく効果が別れるのです。
「トライブ」の中では、全体を見て厳しい施策を打つことができるのもリーダーとして必要であると書かれていました。
まだ読めてない君主論ですが、このことにより今一度読んでみるのもよいかもと思いました。